お父さんが大好き

猫「私じゃなく、うちのワンコちゃんの話です」
葵「へぇ？」
猫「家族の中で一番お散歩に連れて行ってくれるので、うちの子はお父さんが大好きです。そんな今日、夜にお散歩していたら自転車で家に帰る途中のお父さんと会ったのです。さて、どうなったと思います？」
葵「……自転車倒しちゃった、とか？」
猫「あ、いえ、すれ違うのは普通に成功したのです。私が室内用の眼鏡をかけていて視界が悪かったので、とりあえず自転車避けなくちゃ、と思っていた所で『行ってらっしゃい～』と聞き慣れた声が」
葵「お父さんだったと（笑）」
猫「なのです（笑）すれ違って、さて歩き出そうかと引っ張るとワンコちゃん動きません。携帯も何も持っていなかったので写メは撮れませんでしたが……ワンちゃんの気持ちを代弁すると恐らくこんな感じ」

犬「ヤダヤダお父さんの所行くお父さんの所行く！！」

猫「と、動いてくれなかったので思わず笑いながらお父さんを追いかけました。ワンコちゃん猛ダッシュ」
葵「……まぁ、大好きなんだもんね」
猫「ですよ。引きずられる私の身にもなってくれと（笑）」
葵「あんたは多少走った方が運動になって良いでしょ」
猫「ほっといてくれませんかその辺は。まぁ、ツンデレじゃないですが興奮していたワンちゃんは何故か追いついたお父さんを通過してお家まで猛ダッシュ。玄関の所で歓迎したかったみたいです？」
葵「あー……お出迎えをしたかったのね？」
猫「なんですかね？ まぁなんにせよ、引きずられた私は溜まった物じゃないですよと。ぎりぎり引っ張り合いでは勝てますからね」
葵「もう少ししたら負けそうなの？」
猫「と言うか瞬発力やらもろもろで負けることもままあったりとか……気をつけないと行けませんね； そんなこんなでうちの子は可愛いです」
葵「親バカか」
猫「学校は滞りなくでした。英語の先生が苦手な先生で凹んだり、お昼を食べたら何かに当たったのかお腹が痛くなったり（無事治りました）、ドイツ語の先生が面白くて笑ったり、友人達がはまっているモンハンをバスの時間ギリギリまで見学してました」
葵「モンハン？」
猫「です。友人グループがはまってるんですよ（笑）今日は魚竜？ と言うのを倒しに言っていたみたいです。お友達の一人は倒す前に力尽きちゃったみたいです＾＾；」
葵「あららー」
猫「そんなこんなで平和な一日でした♪ ではでは今日はこの辺で！」