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葵さんと黒猫さんの徒然なる日常(と言うかただのかけあい) 偶に長編キャラがパーソナリティを務めるキャラすた! を行います。 基本的にみんなお馬鹿さんです。 感染しないようご注意下さい!
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猫「勇者とか魔王とか魔法とか異世界とか大好きです日溜です」
葵「好きよねぇそう言うの」
猫「一生に一度で良い、魔法使ってみたいですねぇ。科学が発展すれば魔法のようになると言いますが、そんな風に火を使ったり水を使ったりで来たら素敵ですね。そんなこんなでツイッターネタで一本書いてみました」
葵「……は?」
猫「いや、とある方がRPGのキャラに例えると貴方は「魔王」です、と言うのを当てられて。私は通行人だったので。それでお話書いてみたら? というお話を」
葵「書いたの?」
猫「書きました。30分強ほどで」
葵「インスタント!」
猫「手短ですが続きから読めますので宜しければどうぞ。たいした物ではありません」
葵「まぁ、インスタントだしね」
猫「ごたくは最後後書きで述べます。では今日はこれにてー!」

*勢いで書いてみた物なので出来栄えは一切保証致しません。






時は西暦2XXX年。
巨大地震による地盤沈下や隕石の衝突やらなんやかやあった地球はすっかり姿を変え、魔物の住むファンタジーの世界となったのだった。

魔物を統べる魔王を頂点とする魔族と人類は長年共栄関係を結んでいたが、近年、魔族は未曾有の財政破綻に見舞われていた。

「どうしようかなぁ」
「魔王様ぁ、そんな暢気なことでどうするんですかぁ!」

第663代目魔王ヒビノは悩みに悩んだ末、家臣から意見を募り、人間達を魔王城に招く親睦ツアーを企画し、魔界国の需要を増やすという計画を立てた。

「人が来るとか緊張するんだけど」
「大丈夫ですよ魔王様。相手はただの観光客ですから」
「その中に勇者が混じってたらどうするの? ぼくわるい魔王じゃないよぷるぷる」
「(勇者くらい倒せるだろこの人……)大丈夫ですって! 何時も通り、魔王様らしくして下さればいいですから!」

魔王ヒビノが不安を隠せないまま、家臣達は人間界国との交渉を進め、いよいよ人間界からのツアー客がやってくる朝がやってきた。

「魔王らしくってどうしたら良いんだろう……三段笑いでもしておけばいいのかな。練習しておこう」

魔王は、ツアー客がやってきたときのための台本を書き、セリフの練習を始めた。

「ククク、ハハハ、ハーッハッハッハ! よくきたな人間ども。私の城に来たからには無事で帰れると思うな。たっぷり楽しんでいくが良い! っと、こんな感じで良い?」
「魔王らしくて宜しいかと思います。しかしもう少し感情籠めて読み上げられませんか?」
「えー、だって恥ずかしいじゃん……」

しかし、そこは真面目な魔王様。家臣の言葉に、その後もひたすら練習を繰り返します。

「ククク、アハハ……うーん、今ひとつ盛り上がりに欠ける……フフフ、アハハ、……少女かこれは。クック、ハハハッ、はーっはっげふげほごほ!」
「はーい、こちらが玉座の間でございますー。あちらにおられますのが第663代目魔王、ヒビノ様であらせられますー。皆様粗相の無いようよろしくお願い致しますねv」

練習に夢中に成っていた魔王様が三段笑いからむせかえったその時。
玉座の間にわらわらと入ってきたのはツアー客の人間達。
ゲホゲホと咳込みながら、それらとばっちりと視線があった魔王は、しばらく互いに気マヅイ空気が流れ。

「あー、ごゆっくり」
「皆様、魔王陛下から温かいお言葉を頂きましたお礼をどうぞ!」
『ありがとうございます、お世話になりますー!』

見事な唱和でわらわらとまた玉座を去っていく一行を、悠然と玉座に座って見送りながら、側に控えていた家臣に告げた。

「なれないことはするもんじゃないね」
「さようでございますな」

そんなこんなで、魔界国は不況であることを除けばこよなく平和なのだった。





*後書き的な物*

日比野さんスミマセンでしたー!!(ジャンピング土下座)
っていうか、御名前だけ同じで後は全くの別人なイメージがあります。
ちなみに通行人は勿論名前すら出てきません。悪しからず!
きっとツアーガイドのお姉さんは「ナギサ」さんという御名前なんだと思いますよ。
ギャグを目指しましたが落としどころが取っても適当。スミマセンでした。もうしません;
御名前お借りした日比野様、ステキガイドのナギサ様に捧げます。(煮るなり焼くなりお好きにどうぞ!)
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無題
30分ほどでこんな凄いもの書けるんですか!なんですか天才というのは本当にいらっしゃるんですね!!

あ、どうもこんにちは、魔王ことヒビノです。
ニヤニヤしながら読ませていただきました。
なんだよー、丸投げーなんて仰りながら、素晴らしいもの書いていらっしゃるじゃないですかぁ。
日比野が主人公っぽくなっている上に、日比野のリクエスト「ぷるぷる」も入れてくださって、もうこのまま勇者に討伐されても問題ないくらいです。
とても楽しませていただきました。ありがとうございました!

とりあえず、次にツアーに来られたときにむせかえらないよう、三段笑いの練習をしておきます。
Posted by 日比野 2011.11.26 Sat 00:36 編集
失礼致しました魔王様!
いやいやいや、お世辞を言って頂かずとも!
30分クオリティ過ぎて申し訳ないですほんとに……!
お願いですから滅ぼさないで下さい。通行人Aは吹けば飛ぶ軽さですb←

ぷるぷる違和感なく入っていたなら何よりですー。
なにはともあれ、勢いって大事です!
日頃の積み重ねって大事ですよね。
というわけで何時かお会い出来たときには日比野さんの生三段笑いが聞けることを楽しみにしております^^
コメントありがとうございましたー!
Posted by 日溜黒猫 2011.11.26 Sat 21:46 編集
無題
先 を 越 さ れ た … !

と思いつつどうもツアーガイドです。
笑わせていただきましたw
即興でこれほど書けるとは、さすがです。

では私もツアーガイドしっかりこなせるよう、
がんばって魔王城のつくりを把握してきますね!
Posted by ナギサ URL 2011.11.29 Tue 20:20 編集
キャー!
ダメですよ、ナギサさんが続き書いたら[太字]私の作品のクオリティの低さが際だっちゃうじゃないですか!![/太字]
即席小話ですので比べ物にならないお話です。
でも笑って頂けたなら何よりです!

ナギサさんの磨きの掛かったガイド楽しみですついていきます!(`・ω・´)ゝ
コメントありがとうございましたー!
Posted by 日溜黒猫 2011.11.29 Tue 22:34 編集
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